PERIO

歯周病


歯周病とは


お口の中に存在する菌(口腔内常在菌)300種類以上のうち、歯周病はそのうち主に3種類が引き起こす細菌感染症です。

各個人により、口腔内細菌の種類のバランスにより、
 1.虫歯タイプ
 2.歯周病タイプ
 3.ミックスタイプ
に分かれます。

歯周病の症状は、歯肉の炎症により歯肉の腫れや退縮・出血、また歯槽骨の吸収も伴い、
歯の動揺が起こり最終的には歯が抜けてしまう病気です。

歯周病の多くは慢性的(ほとんど痛みがない状態で)に進行して行きます。
その為、自覚症状が出た頃には、歯周病が重度に進行している事が多いです。

当クリニックでは、位相差顕微鏡を用いた細菌の審査を行い、
薬により歯周病を治す治療を行います。 (歯周内科治療

▲ページのTOPへ

原因


歯周病も、虫歯も、細菌感染症ですから、細菌を0(ゼロ)にすれば発症しません。
しかし、お口の中の細菌を0(ゼロ)にすることは不可能です。
腸にいる腸内細菌と同じように人間の体の中で共存しています。
歯面・歯根面に長期的に付着し成長した細菌の塊(プラーク、バイオフィルム、歯石)内から
細菌が排出する毒素や代謝産物により歯肉の炎症や歯槽骨の吸収が起こります。


滅菌パック オートクレープ 保管器

▲ページのTOPへ


治療


歯周病は自然治癒はしません。
歯科クリニックでの歯周治療が必要になります。
すみとも歯科クリニックでは、歯周内科治療(薬で治療する方法)を行っています。
位相差顕微鏡で口腔内細菌などの診断後、特殊な薬や歯磨き剤を選択しながら治療します。

実際の処置内容としては、薬を併用した原因(プラーク、バイオフィルム、歯石)の除去を行い、
必要に応じてブラッシング指導・生活習慣の改善等もお話して行きます。
重度の慢性歯周病では、腫れた歯肉を切開切除する処置を行う事もあります。(保険治療)
使用する器具や薬剤、処置の難易度が全く違う(自費治療)も選択出来ます。

又、治療により治癒は可能ですが退縮して失われた歯ぐきや歯槽骨は元には戻りませんので、
現状を維持する事が目標となります。


滅菌パック オートクレープ 保管器

▲ページのTOPへ

ブラッシング指導


単に「歯ブラシのやり方」と言う訳ではなく、自分自身での予防ケアの方法をマスターして頂きます。
各個人で歯周病の状態が違い、また歯並びやかみ合わせが違うように、必要な歯ブラシの方法も各個人で様々です。
一般的に使われている歯ブラシの他に、必要に応じて歯間ブラシ・デンタルフロス(糸ようじ)・歯ブラシの使用法、電動歯ブラシ、歯磨き剤・洗口剤などの選び方や使い方を指導いたします。
毎日の歯ブラシ(プラークコントロール)を習慣的に正しく出来ることがすごく大事で、取り残しのプラークを少なくする事は、結果的には治療の時間と費用を少なくすることになります。

▲ページのTOPへ

歯石除去


プラーク(細菌)が、歯と歯の間や歯と歯茎の境目(歯周ポケット)などに残り、長期に唾液中のカルシウムなどと結合して石灰化し、
歯石に変化していきます。


歯石は歯肉縁上歯石(歯肉より上に付着しているもの)と
歯肉縁下歯石(歯周ポケットの中に付着しているもの)とに分けられます。

多くの歯科クリニックでは、歯肉縁上歯石を超音波の機械で除去し、歯肉縁下歯石については、
鎌のような引搔く器具での除去
が行われます。
場合によっては、慢性的に腫れた歯肉を切開切除する処置を行う事もあります。

又、歯周病の状態を正確に把握する為に、1歯ずつ歯周ポケット検査のデータも重要なのです。
保険治療では使用出来ない器具や薬剤、処置の回数が全く違う自費治療の方法も選択出来ます。

▲ページのTOPへ

歯周治療のフローチャート


ステップ1 問診

ステップ2 診査(歯周病検査)

ステップ3 診断及び処置方法説明

ステップ4 再歯周ポケット検査

ステップ5 再歯周ポケット検査

ステップ6 メインテナンス(予防プログラム)

▲ページのTOPへ

歯周病検査とは


歯周ポケットの測定、出血の有無、動揺度が主な歯周病の診査で、必要に応じ他の診査を加え
歯周病の状態を細かく検査します。

  • 歯周ポケットの測定、歯肉出血の有無
  • 動揺度
  • プラーク付着
  • レントゲン診査
  • 歯列模型
  • 口腔内写真
  • 位相差顕微鏡による細菌検査(保険外)

▲ページのTOPへ

歯周ポケットの測定とは


ポケットプローブと呼ばれる器具で1歯ずつ歯周ポケットの深さ・根面の歯石の付着状態
をチェックします。
同時に歯肉の腫れ・出血の有無をチェックします。
歯肉の炎症や骨の吸収により、通常1~3mmのポケットが4mm以上に深くなっていると、
歯根面の粗造、歯肉の出血が多くなります。
これらにより、プラークや歯石の存在と歯周病の重篤度の把握ができます。
初心時、治癒の途中や終了時、メンテナンス時に行い、歯周病の経過を観察できます。

▲ページのTOPへ

予防プログラム(メンテナンス=定期検診)


ここで歯周処置終了と思われがちですが、この時期はまだお口の中が安定しない為、
ここからが予防のスタートです。
歯周処置が終了したら、予防プログラムへ移行します。

予防プログラムは、再発防止・予防ケアです。

歯周病の原因は細菌ですが、各個人の歯ブラシの他、食事の生活習慣・遺伝的要素・ストレス ・
喫煙・全身疾患なども関係しています。

まず、セルフケア(正しい歯ブラシや自己管理)が出来ることが、歯周病の再発防止・予防に
大事です。

セルフケアでは、足りないケアとして、歯科クリニックでの定期検診や専門的なクリーニングや
PMTCが必要
です。

メンテナンス期間は、各個人で違いますが、約3ヶ月程度です。
口腔内細菌は約4ヶ月で病原性を増加するというデータがあります。
その期間以前に来院・受診されることが望ましいでしょう。

▲ページのTOPへ

定期検診の内容


歯石除去・ブラッシング指導・などを行います。
必要に応じてX線撮影・プロービング等の診査を行います。

場合によっては虫歯や歯周病の処置を行うこともあります。

これらは、健康保険が使えます。(ただし、定期検診行なうのに3ヶ月以上空けないと使えません)

▲ページのTOPへ

クリーニングの内容


クリーニング(ステインクリーニング)は、ステイン(着色)を落とす(=着色除去だけで、
磨きをかけない)処置です。
また、PMTCは、歯を磨きあげ、汚れを付かないようにする、歯周病予防処置になります。
PMTCは予防効果としては最高に良い方法です。
クリーニングPMTCおよびフッ素塗布は予防処置となり、病名がつかない為、健康保険が
使えません、自費治療となります。

▲ページのTOPへ

ステインクリーニング(Stain Cleaning)


保険のクリーニングで落とす事が出来ないステイン(タバコのニコチンやタール・コーヒー・
お茶・ワイン等による歯の着色・汚れなど)をクリーニングする方法です。



ステインクリーニングの順序

  1. 研磨剤を吹き付け、ブラシを併用して歯の着色・汚れをクリーニングする方法です。


磨きの処置が無く、フッ素やカルシウム成分のコーティングも無しの為、時間が経つと着色・
汚れなどが入り込んでしまいます。
ステインクリーニングには、PMTCのような歯周病・虫歯予防効果はありません。
あくまでも着色を除去するためのものです。

健康保険は使えません。

▲ページのTOPへ

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ツース・クリーニング)


PMTC( ピー・エム・ティー・シー)は、虫歯・歯周病予防処置です。 

毎日の歯磨き(セルフケア・ホームケア)と定期的なPMTC(プロフェッショナルケア)の組み合わせは、歯科治療を行わない快適な生活を目指すことができる最良の予防方法です。

トレーニングした歯科衛生士により行われ、特殊な器具とフッ素配合の薬剤やペーストを用いて、
全ての歯面とその周辺の歯垢・プラークを除去する方法です。

歯周ポケット内や歯に付着している細菌とその集合体の粘着性の膜(バイオフィルム)を除去し
細菌を極限に減少させ、口腔内を清潔にして、虫歯や歯周病を予防することが目的です。

特殊なラバーカップ等を使用し、歯垢・プラークを除去し細菌を減少させるだけでなく、
歯の表面の細かい傷にはいり込んだ着色なども除去して歯をツルツルに磨きあげます。
又、フッ素とカルシウム配合のペーストを使用しますので、歯質強化するとともに虫歯予防に
なります。



PMTCの順序

ステップ1 汚れの染めだし

ステップ2 プロブラッシング

ステップ3 プロクリーニング

ステップ4 薬剤でコーティング



PMTCは、約1時間かけて行いますが、たくさん歯石沈着がある方には保険のクリーニングを
事前に受けて頂く事があります。
PMTCは、ホワイトニングではありません、本来の歯の色をとり戻すことはできますが、
本来の歯の色より白くする事はできません。
(本来の歯より白くしたい方には、ホワイトニングをお勧めします。)

PMTCは特殊なラバーを使用しますので、歯を傷つけたり、痛みはありません。
PMTC終了時には、歯のツルツル感が実感出来ます。

PMTCで磨きをかけても、ずっとキレイな状態ではありません。
毎日いろんな物を食べて飲んで、少しずつ傷つき汚れしまう為、車や床のワックス掛けの様に定期的に
行うことをお勧めします。
PMTCを行う間隔は、個人差がありますが、約3ケ月毎に行います。

健康保険は使えません。

▲ページのTOPへ

 歯周病について
 歯周病の治療と予防について、更に詳しくはバナーをクリックして下さい。

ご予約はお電話にて承ります Tel:03-5799-6668

  歯周病治療: すみとも歯科クリニック(世田谷区世田谷・歯科医院、歯医者)