すみとも歯科ブログ Blog

上町の歯医者が解説|こどもの歯並びが気になったら知っておきたい小児矯正の話

みなさん

こんにちは。

東京都世田谷区にあり、東急世田谷線「上町駅」から徒歩1分のところにある歯医者、すみとも歯科・矯正歯科です。
「こども 歯並び 矯正」で調べて、このページに来てくださった方の多くは、治療を始めるベストタイミング、装置の種類や期間、費用や医療費控除、学校生活への影響まで、リアルな情報をまとめて知りたいはずです。この記事では、小児矯正の開始時期の目安(Ⅰ期/Ⅱ期)、代表的な装置、MFT(口腔筋機能療法)、通院の流れと費用、よくある質問までを一気通貫で解説します。読み終えると、今日から何を準備し、いつ相談すべきかが具体的に分かります。特に「6〜9歳のお子さんの前歯や奥歯の生え替わりで心配が増えてきたご家族」は、ぜひ最後までお読みください。

  1. こどもの歯並び・矯正(小児矯正)|始める時期・装置・費用まで徹底ガイド

1.1 小児矯正はいつから?始める目安とチェックサイン

混合歯列(乳歯と永久歯が混ざる時期)に入る7〜8歳ごろは、多くの子が「最初の相談」に適したタイミングです。日本の専門団体の解説でも、治療開始が最も多い年齢は7〜8歳というデータが紹介されています。受け口や交叉咬合など、骨格的な課題が疑われる場合は、さらに早期の評価が役立つことがあります。

1.2 矯正をはじめるサインとは!?

・上の前歯や下の前歯の前後関係が極端にずれている(出っ歯/受け口)
・前歯が噛み合わず、上下にすき間が空く(開咬)
・奥歯が左右どちらかにずれて噛む(交叉咬合)、歯が重なって並ぶ(叢生)
・口がポカンと開きがち、口呼吸が多い、いびきが目立つ、指しゃぶりが長引いている など

1.3 相談のベストタイミング(年齢・永久歯の生え変わりの目安)

・4〜5歳:受け口や開咬が疑われる、指しゃぶりや口呼吸が強い場合は一度評価を。
・6〜9歳:前歯の生え替わりとともに検査・方針決定を行いやすい時期。
・10〜12歳:顎の成長と奥歯の交換を見ながらⅠ期の仕上げ、必要に応じてⅡ期の準備。

  1. 小児矯正の種類と目的(Ⅰ期/Ⅱ期)

こどもの歯並び・矯正には、大きく分けて「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」という二つのステップがあります。
Ⅰ期治療は、乳歯と永久歯が混ざっている「混合歯列期」に、あごの成長や歯が生えるスペースをコントロールすることが目的です。
Ⅱ期治療は、永久歯がそろってから「歯の並びと噛み合わせを仕上げる」ことが目的です。
どちらも「こども 歯並び 矯正」を成功させるための大切なプロセスですが、お口の状態によって必要なステップや順番は変わります。

期治療とは?(混合歯列期:5歳ごろ〜)

Ⅰ期治療は、乳歯と永久歯が混ざっている時期に行う小児矯正です。
目的は主に次の3つです。

  • あごの成長バランスを整える
  • 将来生えてくる永久歯のスペースを確保する
  • 受け口や開咬、交叉咬合など「骨格や噛み合わせのズレの芽」を早いうちに整える

例えば、上のあごが横に狭くて、将来の犬歯が生えるスペースが足りなさそうなお子さんには、拡大装置であごの幅を広げ、MFT(口腔筋機能療法)で舌や唇の使い方を整えていきます。
また、受け口傾向が強い場合には、成長期のあごの成長方向をコントロールする装置を使い、将来の大きなズレを防ぐことを目指します。

治療期間の目安はおおよそ1〜3年です。
その中で「装置をしっかり使う時期」と「成長を見守る経過観察の時期」を組み合わせながら進めていきます。
すみとも歯科クリニックでは、学校や習い事との両立、こどもの性格や装置への慣れ方も考慮しながら、無理のないペースでⅠ期の小児矯正を提案しています。

期治療とは?(永久歯列期:11歳ごろ〜)

Ⅱ期治療は、永久歯がほぼ生えそろったタイミングで行う本格的な矯正治療です。
ここでの目的は、

  • 永久歯をきれいに並べること
  • 上下の噛み合わせを安定させること
  • 顔立ちや横顔とのバランスを整えること

といった「最終仕上げ」に当たる部分です。

具体的には、ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)や、適応があえばマウスピース型矯正装置などを用いて、1本1本の歯の位置を細かく調整していきます。
Ⅰ期治療であごの幅やスペースがある程度整っている場合、抜歯本数を減らせたり、治療期間を短くできたりするケースもあります。

Ⅱ期治療の期間は、おおよそ1〜2年程度が目安です。
調整は4〜6週間に1回通院していただくことが多く、治療終了後は「保定装置(リテーナー)」で後戻りを防ぎます。
すみとも歯科クリニックでは、成長の具合や生活環境を踏まえて、Ⅰ期とⅡ期のつなぎ方やベストなスタート時期をご家族と一緒に相談しながら決めています。

期とⅡ期、どちらから始めるべき?

「うちの子はⅠ期から始めた方がいいのか、それとも永久歯が生えそろってからⅡ期だけで良いのか」は、多くの保護者の方が悩むポイントです。
実際には、

  • 受け口や開咬など骨格的な問題が強い場合
  • 永久歯の生えるスペースが明らかに足りない場合
  • 指しゃぶりや口呼吸、舌癖など、お口の癖が強い場合

などは、Ⅰ期治療を行うメリットが大きいことが少なくありません。
一方で、歯並びのガタつきが軽度で、骨格的な問題も少ない場合には、Ⅱ期からの本格矯正だけで十分なケースもあります。

すみとも歯科クリニックでは、「必ずⅠ期からやりましょう」「必ず抜歯です」といった一方的な決め方はせず、レントゲンや模型、写真などの情報をもとに、

  • Ⅰ期+Ⅱ期のトータル治療
  • Ⅰ期のみで終了する治療
  • Ⅱ期のみで対応する治療

など、いくつかの選択肢を比較しながらご説明します。
そのうえで、「こども 歯並び 矯正」によって得られるメリットと、装置の負担・治療期間・費用のバランスを一緒に検討していくスタイルを大切にしています。

 

  1. 子どものうちに矯正するメリット

①虫歯・歯周病の予防につながる口腔環境づくり

歯列が整うと清掃性が上がり、磨き残しが減ります。混合歯列期からの歯列誘導は、むし歯や歯肉炎のリスク低減に寄与します。

②かみ合わせ改善による成長・発達への好影響

受け口や開咬の改善は、咀嚼・発音・嚥下・鼻呼吸の確立に関与します。専門学会資料でも、不正咬合と舌癖・口呼吸・構音への影響が指摘されています。 公益社団法人 日本小児歯科学会

③見た目のコンプレックス軽減と自己肯定感の向上

笑顔の見え方が変わり、写真や対人場面での自信につながります。学校生活や思春期の心理に配慮した段階的な進め方が大切です。 葛西モア矯正歯科

  1. 当院で扱う主な矯正装置

4.1 床矯正装置(拡大装置 など)

取り外し式の装置で顎幅や歯列弓の形態をコントロールします。装着時間の管理が結果に直結します。 はぴねす歯科緑地公園駅前クリニック

4.2 マウスピース型カスタムメイド矯正装置(薬機法対象外)

透明アライナーで軽度〜中等度の歯列不正に対応することがあります。適応は個別診断により判断します。*完成物薬機法対象外装置に該当するため、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。治療の可否・限界は事前に丁寧にご説明します。

4.3 ワイヤー矯正装置(マルチブラケット)

Ⅱ期での歯の三次元的な配列に有効です。目立ちにくい材料の選択も可能です。 葛西モア矯正歯科

  1. MFT(口腔筋機能療法)による「お口の癖」改善

5.1 指しゃぶり・口呼吸・舌癖へのアプローチ

舌突出癖、口唇閉鎖不全、口呼吸、異常嚥下などは歯列や咬合の発達に影響します。MFTは唇・頬・舌の協調を整え、鼻呼吸の獲得を助けます。保険適用外のトレーニングも多く、耳鼻科や小児科と連携する場合があります。 尼崎市の痛くないにこだわる歯医者|しげた歯科・矯正歯科+1

5.2 家庭でできるトレーニングのポイント

・毎日の短時間ルーティン化(例:就寝前3〜5分×2セット)
・鼻呼吸の練習、舌先をスポットに置く練習、口唇閉鎖の意識づけ
・指しゃぶりや唇咬みの置き換え行動(握力ボール、絵本タイムなど)を併用
背景として、指しゃぶりが継続すると上顎前突・開咬・交叉咬合に影響し得ることが示されています。 公益社団法人 日本小児歯科学会+1

5.3 (実体験風エピソード)

筆者の娘は8歳で舌前方位と口呼吸が目立っていました。毎晩の就寝前に「舌先スポット30秒×3回」「鼻呼吸10回」を2週間続けると、日中の口ポカンが目に見えて減少。学校の合唱練習でも発声が楽になったと話していました(個人の体験であり、すべての方に当てはまりません)。

  1. 子どもの矯正治療の流れ

カウンセリング

主訴(見た目/噛みにくさ/発音など)と生活背景(装着時間の確保、スポーツ、楽器)を確認します。上町駅徒歩すぐの当院は、放課後や習い事前後の通院にも便利です。

検査(レントゲン・型取り・写真)

セファロX線、口腔内・顔貌写真、印象採得または口腔内スキャンで、骨格と歯列を立体的に評価します。

診断と治療計画の説明

Ⅰ期/Ⅱ期の区分、装置の適否、想定期間・通院間隔・費用・リスク・限界を丁寧に共有します。

治療開始~通院の目安

Ⅰ期は1〜3か月ごと、Ⅱ期は4〜6週ごとの調整が目安です(症例により異なります)。治療効果は装着時間・清掃・MFTの継続に強く依存します。 はぴねす歯科緑地公園駅前クリニック

  1. 小児矯正の費用目安

小児矯正の費用は、「毎月いくら払うか」だけでなく、
検査・装置・調整・保定といったいくつかの項目の合計で考える必要があります。
ここでは、すみとも歯科・矯正歯科での小児矯正をイメージしやすいように、
一般的な費用感を“万円単位”で具体的にお伝えします(あくまで目安であり、実際の金額はお口の状態によって変わります)。

7.1 小児矯正の主な費用内訳(目安)

こどもの「こども 歯並び 矯正」にかかる費用は、おおまかに次のような項目に分かれます。

  • 初診相談料(カウンセリング)
    • 目安:保険適用で数百円〜数千円程度
    • こどもの歯並びや噛み合わせの気になる点を伺い、必要であれば精密検査のご案内をします。
  • 精密検査・診断料
    • 目安:3〜5万円前後
    • セファロX線写真、口腔内・顔貌写真、模型や3Dスキャンなどを行い、「今どんな状態か」「どのような成長の方向性か」を詳しく分析します。
  • 期矯正治療の基本料金(混合歯列期の小児矯正)
    • 目安:30〜50万円前後
    • あごの成長誘導やスペース確保、受け口・開咬・交叉咬合などのズレのコントロールが目的です。
    • 拡大装置や機能的矯正装置、MFT(口腔筋機能療法)などを組み合わせて治療を行います。
  • 期矯正治療の基本料金(永久歯列の本格矯正)
    • 目安:60〜90万円前後
    • ワイヤー矯正(マルチブラケット)やマウスピース型矯正装置などで、永久歯をきれいに並べ、噛み合わせを最終仕上げしていきます。
  • 通院ごとの調整料
    • 目安:1回あたり3,000〜5,000円前後
    • 装置の微調整、ワイヤーやマウスピースの交換、口腔内のチェック、クリーニングやMFTの確認などが含まれます。
    • Ⅰ期は1〜3か月に1回、Ⅱ期は4〜6週間に1回の通院が目安です。
  • 保定装置・保定管理料(治療後の安定のための費用)
    • 目安:5〜15万円前後
    • 歯を動かした後、その位置をキープするための「リテーナー(保定装置)」の作製と、定期チェックにかかる費用です。

7.2 トータルの費用感(Ⅰ期+Ⅱ期の場合)

「Ⅰ期治療から始めて、成長を見ながらⅡ期治療まできちんと行う」フルコースの小児矯正をイメージすると、

  • 精密検査・診断料:3〜5万円
  • Ⅰ期治療の基本料金:30〜50万円
  • Ⅱ期治療の基本料金:60〜90万円
  • 保定装置・保定管理料:5〜15万円
  • 通院ごとの調整料:通院回数に応じて加算

といった形になり、
トータルではおおよそ「100〜150万円前後」になることが多いというのが一般的な費用感です。

もちろん、

  • Ⅰ期だけで十分に改善が見込めるケース
  • 軽度の歯並び不正で、Ⅱ期治療のみで対応できるケース
  • 装置の種類や抜歯の有無が変わるケース

などもあり、全員がこの金額帯に当てはまるわけではありません。
すみとも歯科・矯正歯科では、レントゲンや模型、写真をもとに、

  • 「Ⅰ期+Ⅱ期フルで行う場合の費用」
  • 「Ⅰ期だけで様子を見る場合の費用」
  • 「Ⅱ期のみで対応する場合の費用」

といった複数のパターンを比較しながら、できるだけ分かりやすい形でお見積もりをご提示しています。

7.3 支払い方法と家計の立て方のポイント

小児矯正は、こどもの成長と将来に関わる大きな選択です。
その一方で、まとまった費用が必要になるため、家計面での不安も当然あると思います。

すみとも歯科・矯正歯科では、

  • 一括払い
  • クレジットカード払い
  • 分割でのお支払いのご相談

などにも対応しており、ご家族の負担が急に大きくなりすぎないようにすることを大切にしています。

家計のイメージ作りとしては、

  • 「今年は検査とⅠ期のスタートに○○万円前後」
  • 「来年〜再来年は調整料が月○千円くらい」
  • 「Ⅱ期治療が始まるタイミングで○○万円前後」

といった形で、年単位でのざっくりした予算をつくっておくと安心です。

7.4 「まず費用だけ知りたい」というご相談も歓迎です

「こどもの歯並びが気になり始めたけれど、小児矯正の費用がどれくらいかかるのか不安で一歩が踏み出せない」という声を、カウンセリングでよく耳にします。

実際には、歯並び・噛み合わせ・あごの成長具合・お口の癖などを拝見しないと、
本当に必要な治療内容と費用の上限・下限は決められません。

だからこそ、すみとも歯科・矯正歯科では、

  • 現在の状態を一緒に確認しながら
  • 考えられる治療のパターンと
  • その場合のおおよその費用感

を、できるだけ具体的にお伝えすることを心がけています。

「こども 歯並び 矯正」にかかる費用を、ぼんやりとした不安のままにせず、
数字のイメージ”に変えるだけでも、保護者の方の気持ちはとても楽になります。

こどもの歯並びや噛み合わせ、お口の癖が気になってきた方は、
費用のことも含めて、どうぞ一度お気軽にご相談ください。

 

  1. よくある質問(痛み・通院頻度・学校生活・スポーツ)

8.1 痛みや違和感はどのくらい続く?

装置装着後〜数日は違和感や軽い痛みを感じる場合があります。食事は柔らかいものから再開し、清掃はやさしく丁寧に行います。慣れると多くの子が学校生活を普段通り送れます。

8.2 通院間隔と治療期間の目安

取り外し式装置は1〜3か月ごと、ワイヤー矯正は4〜6週ごとの調整が目安です。MFTはご家庭の毎日練習をセットで行うと効果的です。 はぴねす歯科緑地公園駅前クリニック

8.3 学校生活・部活動・楽器への影響

体育や球技ではマウスガード着用が有効です。管楽器は慣れるまで違和感がありますが、多くは数日〜数週間で適応します。公式戦や発表会の予定に合わせ、装置交換やワイヤー調整のスケジュールを調整します。

  1. まずは無料相談(初回カウンセリング)のご案内

上町駅から徒歩すぐの当院なら、学校帰りにもご来院いただけます。無料相談では、お口の写真撮影を交えながら「今やるべきこと・まだ様子を見ること」を分かりやすくお伝えします。

  1. まとめ|こどもの歯並び・矯正を成功させる3つのコツ

1)「7〜8歳前後にまず相談」を合図に、早すぎず遅すぎないスタートを切る。 jpao.jp
2)装置だけでなくMFTや生活習慣(鼻呼吸・指しゃぶり対策)をセットで進める。 日本歯科医学会+1
3)学校・習い事の予定に合わせ、通院計画を無理なく継続できる形に整える。上町駅徒歩すぐの当院なら通いやすい。 sumitomo-dc.jp

すみとも歯科クリニックではWEB予約を承っております。
何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
https://reservation.stransa.co.jp/1a93ef961dd3be4a5c6664e23abf37ee

監修者:


すみとも歯科・矯正歯科クリニック
理事長 住友 栄太

▼プロフィール
・高知県出身 高知追手前高校卒業。
・昭和大学歯学部卒業後、同大学歯科病院第3補綴学講座在籍(主にインプラント治療及びインプラントの動物実験を行う)。その後、アメリカ ロサンゼルス UCLA歯学部に2年間留学。歯周病予防、インプラント治療を専攻し学ぶ。
帰国後、複数の都内のインプラントセンターにて数多くのインプラント治療を行いながら、すみとも歯科クリニックを開業。

▼所属団体・組織
■ 日本口腔インプラント学会
■ デンタルコンセプト21
■ インビザラインドクター
■ バイオレゾナンス医学会
■ 高濃度ビタミンC点滴療法学会

 

 

CONTACT

お問い合わせはお気軽にどうぞ TEL03-5799-6668
  • 無料相談フォーム
  • WEB予約